「フリーランス=お小遣い稼ぎ」の偏見
フリーランス主婦の日常

「フリーランス=お小遣い稼ぎ」という偏見

コロナ感染の可能性は限りなく低いといわれている状態で、微熱が続いているという理由だけで、いつまでも自粛しているわけにもいかない。
今朝は平熱。会社行っても大丈夫かな…。

作りたい資料もあったので、今日はB建設会社の事務所で仕事をすることにした。

「もし感染していたら…」

ほかの人にうつしてしまうのは怖いけど、そもそも1か月以上も続く微熱。
もし、1か月前からコロナ感染していたのだとしたら、私のまわりですでに何人も感染者が出ているだろう。
そもそも、私は基礎疾患(喘息)持ちだ。だけど、今のところ咳症状はない。感染していたら、もっと重症化しているに違いない。
ここは割り切って、今までどおりの生活を送ることにしよう。

B建設会社の事務所には、めずらしく工務の人たちが全員揃っていた。
そこそこ大きな現場がひとつ終わったところで、これからまた別の現場が始まるらしい。今は、その準備段階。
…というのは表向きの理由で、コロナウイルスの影響もあって、あまり仕事がないというのが現実らしいけど。

私がこの会社でしていることは、住宅部門の営業。
業務委託契約で働く、不動産エージェントならぬ注文住宅エージェントだ。
もともとは社員として勤めていたんだけど、あまりにも忙しく、そのわりにはお給料が安く、何よりも社長とソリが合わなかったことで、退職するに至った。
だけど、私はこの仕事が好きだったし、社長も残ってほしいと言ってくれた。仲悪いのに。
そこで何度か話し合いを重ね、業務委託で継続するということで決着がついた。
あれから、なんだかんだでもう2年半。

先月までの約10か月間、私はフリーランスの仕事と派遣の仕事を掛け持ちしていた。なかなかのハードスケジュール(ハードワークではない)で、いつも疲れていた。
社員の頃から変わらない自分のデスクで仕事をしていると、事務員さんが私の席まで来て、

「最近、どう? ゆっくりできてる?」
「うん、のんびりしてるよ。もう1日6時間以上は仕事しないって決めて、受注量を調整してるから」
「それがいいよね。…でも、毎日仕事あるんだ?」
「うん、あるよ」
「へぇ…。すごいね…」

そう、このリアクション。
田舎なので、そもそも私のようなフリーランスはめずらしい。
男の人なら自営でバリバリやっている人と見てもらえるんだろうけど、私は女なので、お小遣い稼ぎ程度の仕事しかしていないと思われがちなのだ。

派遣契約が終了した時もそうだった。
派遣会社の事務担当者から「雇用保険の説明をしたい」と連絡があったので、「雇用保険を受給する予定はないので、説明はいいですよ」とお断りしたところ、彼女はなぜか食い下がる。

「SATOさんの場合、契約満了だから待期なしでもらえるの。もらえるものは、もらっておいた方がいいでしょう?」

と、彼女。

「でも、仕事してて収入があると雇用保険は受給できませんよね?」

と、私。

「SATOさんが自営で仕事してるのは知ってるけど、どれくらい収入があるかにもよるし…」

と、彼女。面倒くさいので、

「派遣の給与がなくなっても、毎月30万円はあるかな。さすがに受給できませんよね?」

と、ハッキリ伝えたところ、一瞬無言になってから、

「…ごめん。そんなに、しっかり収入あるとは思わなかった」

ちなみに、この派遣会社も私の古巣。B建設会社の前に勤めていた会社だったりする。

この地域の平均月収は、私と同年代の女性で25万円くらい。
私は1日6時間の短時間労働で30万円。ボーナスや有休、福利厚生はないけど、自由がある。毎日の通勤やサービス残業もない。
彼女らに比べて、決して見劣りしないだけの収入はあるのだ。

派遣の仕事を引き受けたのも、こちらは「CADオペがいないから」と頼まれて引き受けたのに、あちらとしては「貧乏なSATOさんに仕事を紹介してやった」くらいにしか思っていなかったんだろうな。
それなりに努力して、自分の腕一本でこれだけ稼いでいるというのに、会社員ではないというだけでロクに仕事してないと思われてしまう、この理不尽な境遇。

とりあえず、B建設会社の事務所で午前中2時間半だけ仕事して、帰ってから昼寝して、夕方起きて2時間だけ原稿を書く。
これで、とりあえず今日のノルマは達成。

ぼーっとするので熱を計ったら、また37.3℃。

はぁ。

しんどいけど、頑張って豚の角煮でも作ろうっと。

SATO

sato@hirosaot.net

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