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機能性ディスペプシアと診断された日

もともと喘息とかアトピーとか持病があって、子どもの頃から虚弱体質だった。
いつの間にかアトピーは出なくなったけど、喘息の軽い発作は今でも時々ある。

そして、ちょうど一年前。新たな持病が発覚。

昨年3月頃だったかな。
お腹が痛い…。お腹? 下腹部? 胃? 背中?
どこが痛いのかはよくわからないけど、とにかく腹まわりが重い。膨張感、不快感。
日増しに症状は悪化する。スカートやパンツ、何をはいてもキツイ。
文字通り、腹部まわりが膨張しているように感じるが、ただ太っただけとは考えにくい。
ウエストまわりに余裕があっても、キツイのだ。
キツイというより、ウエスト部分に何かが触れていることに耐えられない。

まず、ブラジャーをやめた。スポブラであろうとなんであろうと、みぞおちに何かが触れていることに耐えられない。
下は、いわゆるふんどしパンツに変えた。締め付けがなくて、少し楽。だけど、下腹に下着が触れていることが、時々すごく不快になる。
ウエストにゴムやベルト部分のあたるスカートやパンツははけないので、シンプルなワンピースを何枚か買って、毎日それ1枚で過ごした。

少し食べただけでも腹部が苦しく、胸が圧迫され、呼吸が乱れる。
上を向いても横を向いても、腹部が重く眠れない。
横になっていると背中が痛み、座っていると尾てい骨が痛む。
腰痛がひどいので、起きていることもできない。

これは「がん」だな…と、本気で思ったよ。
重い体に鞭打って、我が家の資産を整理し、いらないものを処分し…。そう、終活まで始めた。
それくらい、つらかった。

まずは、婦人科へ行った。
卵巣がんを疑ったのだ。
しかし、検査の結果は異常なし。

次に、内科へ行った。
血液検査と、胃カメラ、CTと、ひととおり検査してもらった。
それでも、結果は異常なし。

おかしい。
何もないはずがない…。

そこで、喘息の発作が出た時にお世話になっている、呼吸器内科へ。
心電図検査の結果は、異常なし。
しかし、検査結果を前に医師が言った。

「これは、機能性ディスペプシアという病気でしょう。検査をしてもどこにも異常はないけれど、こういう症状が出るんです」

インターネットでいろいろ調べて、「もしかしたら…」とは思っていた。

日本消化器病学会ガイドライン|機能性ディスペプシア(FD)

なんというか、病名がついたとたん、ふっと気持ちが軽くなった。
出された薬は “アコファイド”。

…って、胃カメラとかCTやった内科で出された薬と同じじゃん。

ただ、なんとなく胃薬を出されたとしか思ってなかったけど。あの内科の先生もわかっていたということか。

ちなみに、 “アコファイド” はこんなお薬。

<アコファイド錠100mg>
アセチルコリンエステラーゼ阻害作用により、胃の運動機能を改善したり、胃の内容物の排出を促進させます。
通常、機能性ディスペプシアにおける食後膨満感、上腹部膨満感、早期満腹感の治療に用いられます。
(引用:くすりの適正使用協議会|くすりのしおり

ちゃんとした、機能性ディスペプシアの治療薬だったんだ。

“アコファイド” は、すごく効いた。
飲み続けていたら、ちゃんと日常生活を送れるようになった。

その後、もう一度薬をもらいに行った。
それで、ほぼ胃の不調は完治した。

それ以降も時々、胃痛の症状が出ることはあった。
だけど、出たと思うと次の日には治まったりで、なんとなく自分を騙しながら一年間、機能性ディスペプシアと付き合ってきた。

ところが、機能性ディスペプシアという診断がついてから、一年とちょっと。
再び同じような症状に見舞われている。
今日、病院へ行ってきた。医師から、

「お薬、再開しましょうか」

と言われ、 “アコファイド” を1か月分もらって帰る。

この病気は治らないのだろうか。
原因は何なのだろうか。
もう一生、薬を手放せないのかな。

更年期といい、もう満身創痍だよ。

Published in フリーランス主婦の日常