Skip to content →

CADオペレーター七変化~目の前にはいつもCADオペの道(1)~

CADオペとして派遣されることになった

「AutoCAD使える人がいなくて、困ってるんだけど。SATOさん、お願いできない?」

突然の電話は、私が5~6年前に勤めていた派遣会社のAさんからでした。
くわしく聞いてみると、

・派遣依頼があったのは昨日のこと
・地元では知らない人のいない建設会社
・道路改良工事の現場事務所での仕事
・AutoCADを使った図面の修正など
・月~金の週5日、1日8時間勤務
・派遣期間は半年で延長の可能性あり

と、まぁ、よくある現場事務所でのCADオペレーター派遣依頼です。

私も派遣営業をしていたので、AutoCADを使える人がいないというのは知っています。
正確には、AutoCADを使えるような人はきちんと定職についているので、私のようにブラブラ遊んでいないだけなんですけどね。
だけど、Jw-cad経験者に比べるとAutoCADが圧倒的に少ないのは本当。

「AutoCAD」と「土木現場」

この2つのキーワードにピンときた次の瞬間、

「9時から16時勤務で、先方が仕事を掛け持ちしててもかまわないって言ってくれるなら。月に3~4日は休みももらうことになると思う」

と、条件を提示していました。

本業もあるし、それまでは派遣で働こうなんてこれっぽっちも思っていませんでした。むしろ、毎朝同じ時間に家を出る生活なんて、二度としたくないと思っていたし。

それにも関わらず二つ返事で承諾したのは、自分のCADスキルに自信があったからではありません。どちらかと言えば、その逆。
AutoCADは、5年以上前に2~3か月ほど触った程度。はたして、今さら操作できるかどうかというレベルです。
ましてや、専門は建築なので、土木現場の図面など見たこともありません。

だから、引き受けてみようと思ったのです。これは、今までできなかったことをやってみるチャンスではないのかと。
ただし、この時点では「今後、CADオペレーターとしてやっていこう」という気は、まったくなかったんですけどね。ただの好奇心、興味本位でした。

初めてのCADは『DRA-CAD』

ここで、私自身のCADオペレーターとしての道のりを振り返ってみたいと思います。

そもそも、私はいつの間にCADオペレーターになったのか。気付いたらCADオペレーターになっていた、というのが正しいような気がします。
CADが使える人は、あえて目指さなくても自然とCADオペレーターに向かっていくようにできているのかもしれませんね。
つまり、それだけ需要があるのに、供給が少ないということなのです。

私の場合はもともと下地があったので、CAD未経験の方がCADオペレーターを目指す上での参考にはならないかもしれません。
だけど、建設CADにもいろいろな仕事があることを知ってもらうという意味では、一読いただく価値はあるんじゃないかと思います。

初めてのCADは専門学校時代

私のCADデビューは、かれこれ20年以上も昔のこと。専門学校の授業で使った『DRA-CAD』が、初めて触ったCADでした。
基本操作を習った程度で、さほど実践的な授業ではなかったと記憶しています。正直「ふ~ん」という感じ。
高校でワープロを習った時と、難易度としてはさほど変わりません。

『DRA-CAD』といえば、先日、何人かのアトリエ建築家と話をしていた時のこと。たまたまCADの話になりました。
某若手建築家が、施工会社から『VectorWorks』はやめてくれと言われたらしく、どうしたものかと悩んでいたのです。

そう、アトリエ系の設計事務所で使われることの多い『VectorWorks』は互換性に問題があるため、施工会社からは嫌がられることが多いのです。
とうに還暦を過ぎたベテラン建築家に、

「先生のところは何を使ってるんですか?」

と聞いてみると、

「ウチは『DRA-CAD』。あ、ぼくは使わないけどね。使うのはスタッフ」

という、回答。
ちなみに、D先生ご本人は今でも手描きとのこと。スタッフがいたら、実施図面とか描きませんものね。当然か。

これまで、私のまわりで使われているCADというと『Jw-cad』『AutoCAD』『VectorWorks』の3種類に限られていたので、『DRA-CAD』という響きはなんともいえず新鮮であると同時に、専門学校時代を思い出して懐かしい気持ちになったものです。

CADの資格も取得した専門学校時代

たしか、ほぼ強制的に受験させられたと記憶しています。CAD利用技術者試験の2級。
当時は2次元とか3次元とかありませんでしたし、今の試験とは内容もかなり違うのではないかと思います。
CADに熱心だった友人が、翌年1級を受験して合格し、まわりから「すごいね!」と騒がれていたことを覚えています。
同じ時期に、私は友人の中で唯一、宅建を自主的に受けて合格しましたが、誰も「すごい」とは言ってくれなかったなぁ。
だけど、今でも当時21歳だった自分の判断は正しかったと思っています。あ、ちなみに2級建築士を取得したのも、この頃。

2級建築士と宅建は、就職活動でもフリーランスとして仕事をする上でも非常に役に立っていますが、CADの資格が就職や仕事の役に立ったことは一度もないですね。

続く…

Published in CADオペレーターになろう!